2022年4月28日(木)公開
文明開化の頃、日本で食肉文化が根付いていていなかったこの時代に、滋賀県出身の竹中久次が東京・浅草に牛鍋専門店「米久」を開業し、弟・森嶋留蔵が18日間かけて、農家から預かった使役牛を曳行しました。これが毛利志満の商売の原点です。農家は、より立派で美味しい牛を育てようと工夫するようになり、エサや牛の目利きといったノウハウが培われていきました。昭和中頃からは自社牧場での肥育が始まりますが、現在でも2年かけて肥育し、昔と変わらず牛が心地よく過ごせる環境をつくり、一頭一頭愛情込めて育てています。
「近江牛毛利志満 日本橋ここ滋賀」では、“料理をとおして滋賀の魅力を知ってもらう”ことをテーマに、近江牛に加え、滋賀の特産物であるビワマスや鮎などの湖魚、滋賀産の野菜、近江米をメニューに取り入れています。ドリンクには、日本酒や地ビール、県内選りすぐりの美味しい飲み物をそろえ、料理と合わせて味わいを楽しんでいただけます。
滋賀は、琵琶湖を中心に湖東、湖西、湖南、湖北と、風土が異なる4つの地域に分かれ食文化が形づくられてきました。地域によって獲れる湖魚や、根付く郷土料理が違います。ここ滋賀では、これら4つの地域の特徴を知ってもらおうと、4月5月は湖北、6月は湖南・・・と、ランチを月替りで変えて県内を巡っていきます。地域の特色と季節の味を織り交ぜて楽しんでいただけます。
毛利志満は、上質な近江牛を美味しく食べていただけるよう、日々励んできました。「ここ滋賀」では、近江牛はもちろん、県内各地の美味しい食材にもスポットを当て、滋賀の魅力や食文化をお客様に伝えたいと考えています。食材を探していく中で、各地域のいいところや生産者の方々の想いも知ることができました。スタッフ一同で、料理のおいしさに加え、滋賀の魅力をお客様にお伝えします。
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