受け継がれる近江の味「赤こんにゃく」

2026年10月6日(火)公開

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滋賀県の特産品である赤こんにゃく。そのひときわ目を引く鮮やかな赤色の秘密は、三二酸化鉄という色素でできています。

今回は、天保11年(1840年)創業の老舗「株式会社清水商店」の清水 厚芳さんに赤こんにゃくの歴史や製造の過程などのお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

鮮やかな赤色に秘められた歴史

 

 

赤こんにゃくの起源は、諸説ありますが、派手好きだった織田信長が赤く染めさせたことが始まりだといわれています。近江八幡市が発祥の地で、その後は滋賀県全域に広がりました。現在では、関西の学校給食にも取り入れられています。味は一般的なこんにゃくと大きく変わりませんが、弾力があり、ぷりっとした食感が楽しめます。

また、低カロリーで食物繊維も豊富なことから、健康食としても人気を集めているとか。滋賀県では、通常のこんにゃくと同じように、煮物やすき焼きの具材など、普段の食事で親しまれています。

 

 

 

 

 

 

“質”にこだわった国産原料

 

 

滋賀県内で赤こんにゃくを製造している会社はいくつかありますが、その中でも老舗の一つが株式会社清水商店です。1840年、菜種油の問屋として創業し、栗東市を流れる中ノ井川の水を生かして「こんにゃく」の製造を始めました。こだわりは、その鮮やかな色味。三二酸化鉄を加える量によって赤の濃さが変わるため、毎日、手作業で量っているそう。

また、製造工程のわずかな違いで、弾力が損なわれたり、うまく固まらなかったりするため、その日の気温や水温、原料の状態を見ながら、スタッフの方が細やかに気を配ります。

 

 

手作業で赤こんにゃくの赤色を調整。

 

三二酸化鉄を加え混ぜる工程。

 

 

使用する原材料はすべて国産。「水に溶かした時の粘度や、こんにゃくにした時の弾力も、国産のこんにゃく芋は質が全然違いますね」と清水さんは話します。清水商店では、「食べ方がわからない」という声を受け、味付けした赤こんにゃくも販売しているほか、今後は大学などと協働し、「赤こんにゃくパスタ」の開発も予定しているそう。

「 “名産”としてのブランドを守りながら、食べ方の提案も積極的にしていければ」と清水さん。

赤こんにゃくは、ここ滋賀でも販売しているので、ぜひ手に取って、ご自宅でその味を楽しんでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

株式会社清水商店

■住所 滋賀県栗東市蜂屋978-3

■問合せ 077-552-2008

■ホームページはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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