自転車で琵琶湖一周!“ビワイチ”

2022年10月24日(月)公開

季節や景色を楽しみながら

観光やグルメスポットもめぐる旅

 

日本一の大きさを誇り、滋賀県のシンボルでもある琵琶湖。その周囲を自転車でめぐる“ビワイチ”が、人気を博しています。今回は、そのビワイチの魅力や楽しみ方を紹介します。

 

 

“ビワイチ”で“シガのリズム”を体験

 

滋賀県の面積の約6分の1を占め、その周囲は約200kmに及ぶ琵琶湖。季節や場所によって、さまざまな景色を見せてくれる湖の風情を感じながら、自転車で一周することや滋賀県内の観光地や景勝地を周遊することを“ビワイチ”といいます。県内在住の方だけでなく、県外からも多くの人が訪れる人気のアクティビティです。

 

昨今の自転車ブームにより、琵琶湖を周遊するサイクリングが盛り上がっており、滋賀県では、 “ビワイチ”によるサイクルツーリズムを進めています。近年、休日にはサイクリングを楽しむ大勢の方の姿が見られるようになりました。

 

また、滋賀県では、琵琶湖を始めとした自然と歩みをそろえ、滋賀の時間の流れや暮らしを体感することで心のリズムを整える新たな旅「シガリズム」を提案しています。
景色を眺めたり、立ち寄った場所で地元の人と会話をしたり—。ビワイチには、そんな魅力もたっぷり詰まっています。

 

湖を渡る風を感じながら湖岸をサイクリング


コース選びのポイント! 交通ルールを守って安全に

 

「ビワイチ”に挑戦してみたい!」という方に、チェックしていただきたいのがコースプランです。琵琶湖の周囲は約200kmに及ぶため、どれくらいのペースで、どのように走るのかが重要です。

 

琵琶湖の最もくびれた所に琵琶湖大橋があります。この橋より北側の部分を周るだけでも約150kmあります。1日で一周することも可能ですが、1泊2日や2泊3日と日にちをかけて、ゆっくりと琵琶湖一周を体験してみてはいかがでしょうか。
でも、「体力に自信がない、不安だなぁ」という方に、いきなり100kmを超える長距離はハードルが高いかもしれません。まずは、琵琶湖大橋より南側の周囲、約50kmから始めてみてもよいかと思います。

 

琵琶湖岸のコースはほぼ平坦ですが、アップダウンがあるエリアや交通量の多い国道、地域の生活道路も一部含まれています。家族連れやサイクリング初・中級者向けに、車の少ない車道や自転車歩行者専用道路を走る「低速コース」と、上級者向きの「上級コース」の2つを提案しています。

 

事前に「サイクリングマップ」(こちらより⇒https://www.biwako1.jp/basic/plan)を確認しておくと安心です。交通ルールやマナーを守って、歩行者優先で“ビワイチ”を楽しんでください。

 

 

手軽に挑戦できるレンタサイクルも

 

琵琶湖を一周するだけではなく、観光名所などに寄り道しながら、サイクリングができるのも“ビワイチ”の醍醐味。自転車をレンタル(レンタサイクル)すれば、より手軽に楽しむことができます。

 

例えば、県北部のJR米原駅でレンタサイクルを利用して、長浜市の黒壁スクエアや木之本宿といった観光名所のカフェなどを訪れ、JR木ノ本駅で自転車を返却すると、30kmほどのコースになります。
※ 木ノ本駅で自転車を返却するには、米原駅のレンタサイクルショップで事前に返却の予約が必要です。

 

琵琶湖沿いを走ったり、少し足をのばして観光を楽しんだり。滋賀の街並みや暮らしの風情を感じながら、自分好みのコースを組み立てられるのも“ビワイチ”を楽しむポイントです。

 

 

琵琶湖とともに秋景色やグルメも楽しんで

 

秋の“ビワイチ”で「ぜひ訪ねてほしいスポット」として、ピックアップするのは、県北部、長浜市にある「道の駅 湖北みずどりステーション」です。
ここから臨む琵琶湖の夕陽は、日本の夕陽百選に選ばれており、琵琶湖の対岸にある比良山系に沈む夕陽の美しい景色を見ることができます。

 

また、県北西部、高島市の「メタセコイア並木」と「高島市マキノ農業公園マキノピックランド」も近年人気のスポットに。

 

メタセコイア並木は、約2.4kmに渡り、高さ100mにも及ぶメタセコイアが約500本植えられ、紅葉の季節はもちろん、新緑や雪景色など四季折々の景色が楽しめる場所としてSNSでも注目を集めています。
高島市マキノ農業公園マキノピックランドは、旬の果物狩りが楽しめる農業公園で、果樹園やレストラン、芝生広場などがあり、手作りジェラートなども楽しめます。

 

高島市のメタセコイア並木。青々とした葉が紅葉する秋景色も美しい


“ビワイチサイクリングナビアプリ”を使ったルート案内も!

 

このほか、指定のスポットの二次元バーコードを読み取って応募する「びわ湖一周サイクルリング認定証」や、 “ビワイチサイクリングナビアプリ”を使ったルート案内など、さまざまな楽しみが広がっています。
皆さま、 “ビワイチ”を満喫しに、滋賀県へ出かけてみるのはいかがでしょうか。

 

 

●今回紹介したスポット

■問合せ
滋賀県商工観光労働部観光振興局ビワイチ推進室 077-528-3746
■住所
滋賀県大津市京町四丁目1-1
★ビワイチに関する情報はこちらから
「ビワイチ」公式HP

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