2023年9月7日(木)公開
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明治38年(1905年)、24歳で、近江八幡市の高校の英語教師として来日したウィリアム・メレル・ヴォーリズ。キリスト教の伝道活動をしながら、出版、医療、学校教育など、さまざまな社会貢献活動を行い、83歳で亡くなるまでのほとんどを近江八幡市に住まいを構えました。
建築設計もヴォーリズの大きな功績の一つです。明治41年(1908年)に建築設計事務所を設立し、大正から昭和初期にかけて、滋賀県をはじめ、京都や大阪のほか関東で、教会、学校、百貨店、邸宅といった多くの建築物を手がけています。「建物の風格は、人間と同じくその外見よりもむしろその内容にある」という想いをもって設計にあたったと言われるヴォーリズ。その精神性を各地に残された建物が今に伝えています。

アンドリュース記念館は、ヴォーリズの大学時代の友人、アンドリュースにちなんで、明治40年(1907年)に建てられた建物。アンドリュースの没後、遺族から送られてきた資金やヴォーリズ自身の貯蓄金で建てられた、ヴォーリズ設計第一号の建築物です。当初は「アンドリュース記念近江八幡基督教青年会館(YMCA)」と呼ばれていました。畳の部屋や体育館があり、若者の集いの場として使われていた様子を感じ取ることができます。
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昭和6年(1931年)に建築され、ヴォーリズが実際に暮らしていた建物です。現在はヴォーリズ記念館として運営されていて、彼の日常生活に関する遺品や資料が展示されています。特別公開は、1階にある居間。たくさんの建築物を残したヴォーリズが自邸で寛ぐ姿を想像しながら見学してみては。


吉田悦蔵(よしだ・えつぞう)は、ヴォーリズ建築事務所で働いていた人物でヴォーリズの右腕的存在であったと言われています。彼の住居として、明治46年(1913年)に建設され、現在も改修を重ねながら吉田家の住まいとして住み継がれています。家政塾などにも使用されていた美しい建物は、本館、家具23点、レンガ塀、図面が滋賀県指定有形文化財に、離れ茶室は国登録有形文化財となっています。


英語教師として来日していたウォーターハウスはヴォーリズに共鳴し、布教活動に協力。湖畔の村をまわる、伝道船の船長を務めていました。ウォーターハウス記念館は活動をしていた6年間、社宅として使われていた建物です。アメリカの伝統的な建築様式である「コロニアルスタイル」で、部屋数も多く、ゲストハウスとしても使われていました。
アンドリュース記念館とヴォーリズ記念館を訪れる「公開プラン①」と、吉田悦蔵邸とウォーターハウス記念館を訪ねる「公開プラン②」のほか、ヴォーリズ記念館やウォーターハウス記念館などをめぐる、特別ガイドツアーも予定されています。
■申し込み方法などはこちらをご参照ください。
近江八幡観光物産協会
■住所 滋賀県近江八幡市為心町元9番地1(白雲館内)
■問合せ・申込 0748-32-7003(日・祝除く9:00~17:00)
メール omi8@sweet.ocn.ne.jp
■ホームページはこちら
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