2023年1月10日(火)公開
湖北野鳥センターは、水鳥の保護と自然環境保全、啓発活動を行うために整備された湖岸一帯の中心施設として、1988年に開設されました。体験型の観察施設であるセンター周辺の湖岸は遠浅で、魚や鳥達にとって居心地が良い生活場所になっているため、多くの野鳥が飛来。その様子はセンターに設置されている望遠鏡で観察することができます。これまでに確認された野鳥は約250種。滋賀県全体で確認された種の約70%以上に当たります。観察会や撮影会も随時開催されています。
■場所 滋賀県長浜市湖北町今西
■問合せ 湖北野鳥センター 0749-79-1289
■開館時間 9:00~16:30
■休館日 火曜(祝日の場合は翌日休館)
■入館料 200円(高校生以上)、小人 100円
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県内でも特に鳥が多い地域の一つとされる高島市では、水鳥の保護活動が盛んに行われてきました。そのような地元の後押しを受けて、新旭水鳥観察センターは1989年に開設されました。湖周道路と琵琶湖の間に建つセンターの窓はすべて湖側に向いていて、大きな窓からは対岸までが遠望可能。建物前には半月湾があり、冬季には1000羽近い水鳥が集います。観察会や探鳥会のほか、1回1組限定のガイドウォーク(1人600円(15歳以上)、事前申込制)も実施。水鳥に詳しいスタッフの案内で琵琶湖畔を歩きながら観察が行えます。
■場所 滋賀県高島市新旭町饗庭1600番地1
■問合せ 新旭水鳥観察センター 0740-25-5803
■開館時間 10:00~17:00
■休館日 火曜
■入館料 200円(15歳以上)
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比良山と比叡山を望む自然豊かな場所にある草津水鳥観察所は、琵琶湖草津湖岸コハクチョウを愛する会が2000年に開設。多くの渡り鳥が安心して子育てできる環境づくりを目指して、35名のボランティア有志が運営しています。飛来期間中は土日も正月も休まずボランティアが観察所に常駐。草津湖岸の水鳥に病気や怪我がないかの確認、湖岸の清掃活動などを行っています。観察所には、118羽のコハクチョウの顔写真を1羽ずつ撮影して記録した個体識別調査の結果を展示。水鳥の種類や数、周辺環境についてのパネル、会員が撮影した水鳥の写真なども見ることができます。
■場所 滋賀県草津市木川町1273-13
■問合せ 琵琶湖草津湖岸コハクチョウを愛する会 理事長・吉岡美佐子さん
090-5663-8086
■観察所設置期間 2022年12月10日(土)~2023年3月4日(土)
■常駐時間 9:00~15:00ごろ
大津港のびわ湖花噴水から膳所城跡公園まで、湖岸沿いに約4.8kmに続く公園。芝桜が植えられたなぎさのプロムナード、イベントなどに使われるなぎさ公園市民プラザ、人工浜のサンシャインビーチ、膳所・晴嵐の道と呼ばれる遊歩道などがあり、それぞれで水辺の風景を楽しむことができます。メインエリアである人工浜のサンシャインビーチは近江大橋まで続く長い砂浜で、付近は水鳥の越冬地。オオバンやヨシガモなどがのんびり過ごす様子が比較的近い距離で眺められます。
■場所 滋賀県大津市浜大津からにおの浜一帯
■問合せ 公益財団法人 大津市公園緑地協会 077-527-1555
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環境省がまとめた日本の水浴場88選の一つ宮ヶ浜水泳場は、目の前に沖島が浮かび、対岸には比良山系を望むことができる景勝地。冬場は水鳥の生息地になっていて、オオバンやマガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、キンクロハジロなどが観察できます。すぐ近くには休暇村近江八幡があり、宿泊者限定の冬期プログラムとして水鳥観察会を実施。遠近両用単眼鏡や双眼鏡を使っての観察と講師による解説が楽しめます。
■場所 滋賀県近江八幡市沖島町宮ヶ浜
■問合せ 休暇村近江八幡 0748-32-3138
■観察会開催日 12月17日(土)~3月5日(日)の毎土曜・日曜
■実施時間 7:00~7:30(宮ヶ浜への立ち入りは自由)
■費用 無料(休暇村近江八幡宿泊者限定)
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