花々と新緑の季節を船上から満喫しよう!

2023年3月29日(水)公開

日本一大きな湖である琵琶湖周辺にも、春の花々や新緑が美しい季節が到来。船上から眺める、ダイナミックな景観美は格別です。さわやかな春風を頬に受けながら、優雅な船時間を過ごしてみませんか。

 

●今回紹介するスポット

コース充実。周辺観光も楽しみたい

①琵琶湖汽船(大津市など)

 

 

かつてアメリカのミシシッピー川を往来した外輪船をイメージした大型遊覧船・ミシガンをはじめ、竹生島(ちくぶしま)、びわ湖一周4島めぐりなどの定期クルーズを運航。大津港などから発着するミシガンクルーズに乗船の際は、イングリッシュガーデンが併設されたびわ湖大津館や三井寺、石山寺を巡るのもおすすめです。竹生島クルーズの発着場所である長浜港近くには、桜や藤の名所としても知られる豊公園(ほうこうえん)があり、黒壁スクエアと合わせた散策も人気です。長浜港からは、“さくら名所100選”にも選ばれている海津大崎(かいづおおさき)を湖上から一望できる“海津大崎桜クルーズ2023”(4月16日までの予定、今津港発着便もあり)も出港しています。

 

■主な乗船場所 大津港/滋賀県大津市浜大津5-1-1
        におの浜観光港/滋賀県大津市におの浜4-7
        柳が崎湖畔公園港/滋賀県大津市柳が崎5-35 
        長浜港/滋賀県長浜市港町4-17   など
■問合せ 琵琶湖汽船予約センター 0570-052-105
■受付時間 9:00~17:00
■ホームページはこちら

 

 

歴史ロマンあふれる島めぐり

②オーミマリン(彦根市)

 

 

定期観光船として、竹生島めぐりと多景島(たけしま)めぐりの2コースを運航。竹生島は古くから神の島と崇められていて、西国三十三所観音霊場としても多くの参詣客を集めてきました。多景島は、彦根市街地の西北西に位置する無人島。見る角度によって島影が異なることから島名がつきました。緑豊かな島そのものが御神体として崇められています。約800本のソメイヨシノが湖岸約4kmにわたって続く桜の名所、海津大崎を巡る桜花見船(4月9日までの予定)も運航しています。

 

■乗船場所 彦根港/滋賀県彦根市松原町3755
■問合せ オーミマリン彦根港支店 0749-22-0619
■受付時間 8:30~12:00、13:00~17:00
■ホームページはこちら

 

 

船上から歴史的遺産を見渡そう

③びわ湖疏水船(大津市など)

 

 

明治23年(1890年)に開削された琵琶湖疏水を通る運搬船は、明治28年(1895年)には年間30万人もの旅客を運んでいましたが、昭和26年(1951年)に姿を消しました。しかし、平成25年(2013年)に船下り試乗会が行われたのをきっかけに、その5年後には春と秋の通船運航がスタート。琵琶湖疏水沿いには桜や紅葉が数多く植えられており、花や色鮮やかな新緑が楽しめます。ルートは大津~山科~蹴上(けあげ)で、上り便と下り便、一日各4~7便を運航しています。

 

■乗船場所 蹴上/山科/大津
■問合せ びわ湖疏水船受付事務局 075-365-7768
■申し込み WEBから。春シーズンの運航は6月11日(日)まで。
■ホームページはこちら

 

 

気心の知れた仲間や家族と貸切で

④屋形船 四季(大津市)

 

 

ほとんど揺れることがない双胴船を使っているため、快適に過ごしながら季節の料理が味わえます。2階デッキからはパノラマビューも満喫できます。運航ルートは、瀬田の唐橋から石山寺の近くを通り、瀬田川洗堰(あらいぜき)の手前で折り返す瀬田川・石山寺コースと、近江大橋を通り、大津港付近で停泊しながら、びわこ花噴水などが鑑賞できるびわ湖・大津港コースの2種類から選べます。現在は貸切運航のみ(1~36人まで。66,000円~)。友人や家族、同僚などとの特別な時間が過ごせます。

 

■乗船場所 「新近江別館」横の四季専用桟橋/滋賀県大津市松原町18-10
■問合せ 滋賀中央観光バス 0749-74-2525(運航時間と乗船料は要問合せ。受付時間 10:00~17:00)
■ホームページはこちら

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